カールハンセン&サン CH24 Yチェア オーク材 ナチュラルペーパーコード SH43cm
今さら聞けない「Yチェア」とは?
Yチェアは、インテリアや建築関係のお仕事をされていない人でも、名前や形状を見た事があるという方は多いのではないでしょうか???
建築雑誌やCMやドラマにも度々登場し、Yチェアをいつかはお家に迎えたいと思い憧れている方も多いと思います。
Yチェアは、1949年に北欧デンマークのカールハンセン&サン社の依頼により、生涯500脚以上の椅子をデザインし「椅子の巨匠」と言われる20世紀を代表する家具デザイナー「ハンス・J・ウェグナー」がデザインしました。
彼がデザインした椅子の中でも一番人気のあるYチェアは、70年以上を経てもなお全世界から絶大の支持を受け続けています。
Yチェアは特徴的な美しいフォルムに目を向けられがちですが、当店のお客様が購入した理由はただ見た目だけではなく、耐久性やメンテナンス性、座り心地や軽さなどトータルバランスでご購入を頂いております。
時と共に味わいを楽しむ「オーク材」
当店で2番目に人気の仕様「オーク材」。
「オーク材」は、とても堅い木材で、傷がつきにくいのが特徴。また、耐水性に優れておりウィスキーやワインなどの樽の材料としても知られています。
「オーク材」は、経年変化がとても綺麗で明るい色合いから黄色味が増し、茶褐色に変化していき、時と共に木材の味わいが増し魅力溢れる木材です。
最近、オーク材が入手しにくく高値で取引されており、日本の家具メーカーでも他の材種へ切り替える会社が多い為、Yチェアも「オーク材」は一番人気の「ビーチ材」より高価です。しかし、「一生モノ」として使用する事を考え、自分でビンテージ家具へ育てる楽しみを選択するお客様が多くいらっしゃいます。
難しい仕上げ選び。「ソープ仕上げ」?「オイル仕上げ」?
一般的には、一番価格がお安い石鹸で仕上げる「ソープ仕上げ」が人気ですが、当店では、圧倒的に「オイル仕上げ」をご購入される方が多いです。
当店が考える最適な仕上げの選び方はこちらになります。
1)ソープ仕上げ
ソープ仕上げは、石鹸液を塗り、石鹸の脂肪分が木の導管(水を通す菅)に残る事で汚れが付着しにくくなる塗装方法のことです。メンテナンスも石鹸で行います。
当店では、北欧モダンな雰囲気にされる方がご購入される事が多く、テーブルの天板が木材ではなく白やグレーのラミネート加工されたテーブルとコーディネートされる方が多いです。
ソープ仕上げを行っていけば、経年変化が生じにくく、モダンな雰囲気を長続きさせたい方におすすめです。
2)オイル仕上げ
オイル仕上げは、オイルの油分が気に染み込み固まる事で、薄い塗膜をつくる塗装方法です。当店ではダイニングテーブルがオイル仕上げのテーブルと合わせる事が多く、メンテナンス方法も同じ為、経年変化が進みやすいオイル仕上げにされる事が多いです。
インテリアを温かみのあるナチュラルな雰囲気のインテリアにされたい方が多く、テーブルもオーク材を使用したテーブルと一緒にコーディネートするケースがほとんど。
この「オーク材 / オイル仕上げ」を検討する多くの方は、「ビーチ材 / オイル仕上げ」と比較検討されています。
快適なペーパーコードの座面
Yチェアの座面に使用されているペーパーコードは、スウェーデン産の針葉樹の3枚の紙を径3mmに拠ったものものが使用されています。
1脚で120mものコードを使用して、人の手で編まれています。ペーパーコードは、通気性がよく、冷暖房をかければ冷たくもなく、暑くもなく快適にお過ごし頂けます。長時間座っていても蒸れないのも重要なポイントです。 初めはピンッとコードが張った状態ですが、座り込む事でその人の身体に合わせて張り具合もかわり馴染んでいきます。
加えて、ペーパーコードにはワックスが施されており、水を弾くため飲み物をこぼしても安心です。張り替え目安期間として、使用状況にもよりますが10年〜15年と言われており、日本に専門の職人がおり預かってから返却まで2週間ほどで張り替えが完了することも安心できるポイントです。
継承する椅子「Yチェア」
こちらの画像は、当店で以前座面の張り替えをさせて頂いたYチェア(右)と新しいYチェア(左)との比較画像です。
7年ほど前に譲って頂いたというYチェア。恐らく15年〜20年ほど前のYチェアだと推測されます。驚くことに新品と同様に全くフレームには歪みやがたつきもないの状態でした。
デザイナーである「ハンス・J・ウェグナー」は、元々は構造も素材も知り尽くしている家具職人。その為、形状には一切の無駄がなく、構成されているすべての部材に意味があり、美しく合理的な造形美が人気の要因の一つです。
何世代にも渡って使用する事ができる為、時が経てば経つほど味が出てくる楽しみを味わう事ができ、家族の一員のような存在になるのではないでしょうか?
20世紀を代表する世界的な家具デザイナー、ハンス.J.ウェグナー
デンマークデザイン界において、最も創造性と独創性に溢れたデザイナーと言えるのが、ハンス.J.ウェグナー(1914-2007)。
椅子の巨匠として知られ、500脚以上の椅子をデザインしています。
そしてその多くが現在名作として、国際的に高い評価を受けています。
ハンス.J.ウェグナーは、1914年に靴職人を父にデンマークとドイツ国境の街トゥナーに生まれました。家具職人H.F スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。3年後コペンハーゲンに移り、1936年から1938年まで工芸スクールに在籍した後、デザイナーとしての活動を開始しました。
1943年、ウェグナーは自身のデザイン事務所を開設。1949年には初めてカール・ハンセン&サンに椅子をデザインしています。この時デザインされたのがCH24。Yチェアと呼ばれ、今日でも世界中で愛され続けている椅子です。
1995年には長年の功績をたたえ、故郷のトゥナーに「ウェグナー美術館」がオープンしました。
当店は、CARL HANSEN & SONのオフィシャルパートナーショップです
カール・ハンセン&サンジャパンの承認を得たパートナーショップ(正規取扱販売店)です。
当店スタッフは、【デザイナーの意図した想いや誇り、情熱を持った家具職人について】カール・ハンセン&サンジャパン社から直接研修を受けており、デザイナーのクリエイティブな発想と努力、職人たちの優れたクラフトマンシップについて日々勉強を重ねております。
店舗では、日頃のメンテナンス方法をお伝えすると共に、張り替えなどのアフターサービスなども承っております。
また、当店でご購入いただいた商品は最長5年のメーカー保証となります。
安心してご利用くださいませ。
ハンス.J.ウェグナーの代表作、Yチェアで有名なデンマークの家具メーカーです。
110年を超えた老舗メーカーで、創立は1908年。創立当初はクラシックソファなどのオーダーメイドの木製家具を製作し、1950年にはウェグナーとのコラボレーションを開始し、Yチェア等の数々の名作シリーズを発表。
「リーズナブルな価格で、質の高い家具を人々に提供しよう」というシンプルな理念を持ち、工場生産のメリットを取り入れながらも「情熱をもったクラフトマンシップ」を大切にし、製品はすべて腕の良い職人たちの手を通し、一つ一つ時間をかけて丁寧に製作されています。
また自然環境にも重きを置き、持続可能な生産体制をとっています。
サイズ |
W550×D510×H740×SH430 (mm) |
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素材 |
木材 :オーク材 |
納期 |
・ソープフィニッシュ受注生産約5-6ケ月での発送となります。 |
ブランド |
CARL HANSEN & SON(カールハンセン&サン) / デンマーク |
デザイナー |
HANS J. WEGNER(ハンスJ.ウェグナー) |
製品No. |
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その他 |
生産国 デンマーク |