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見学&勉強会 第2弾・クヴァドラ編

見学&勉強会 第2弾・クヴァドラ編

Shinc lab.のスタッフは、製品の販売だけでなく、アフターサービスまで責任を持って対応し、お客様に安心してお使いいただけるよう日々研鑽に努めております!

そのため今回、都内の直営店さまにお邪魔し、見学&勉強会を行いました。

前回「ルイスポールセン東京ストア様」「 カール・ハンセン&サン東京本店 様」に続き、「Kvadrat Japan㈱ 様」での勉強会の様子をレポートいたします!

ラグを手に取る、代表・田中

Kvadrat(クヴァドラ)

1968年にデンマークで設立された Kvadratは、世界的に有名なスカンジナビアのデザインの伝統に深く根ざしています。 デザインイノベーションのリーダーとして、高性能のデザインテキスタイル、ラグ、音響・ウィンドーカバーソリューションを商業・住宅インテリア向けに生産しています。(公式HPより)

クヴァドラジャパン ショールームの写真クヴァドラは、家具の張り地・カーテン・ラグなどを取り扱うテキスタイル(布・織物)メーカーで、世界屈指の技術とクオリティを有しています。

クヴァドラ製の生地は国内外の一流家具メーカーで採用されており、シンクラボで取り扱うMaruni collectionやCarl Hansen & Sonなどにもラインナップがあります。

CH78ラウンジチェア
クヴァドラの張り地が使われる、CH78ラウンジチェア

さらにはインテリアの域を越え、世界的スポーツウェア「adidas」やイギリスの高級車「レンジローバー」などにも採用されているそうです。

その大きな特徴としては、

「最低でも10年は使い続けられる」最高品質のウール

ウールの名産地・ニュージーランドのマーケットで毎年最高品質のものを買い付けて加工した生地は、非常に優れた耐久性があります。

一般的なラグの寿命が短くて2〜3年、5〜10年で長持ちと言われる中、クヴァドラでは「耐久性は環境に配慮したデザインにとって何より大切である」という信念のもと、ファブリック製品のほとんどに10年もの保証をつけているのです。

ウールが使われたラグ

「色のクヴァドラ」と称される、多彩で緻密な色表現

優れているのは品質だけでなく、多彩で緻密な色表現です。

卓越した染色や縫製技術からなる、鮮やかなパステルカラーや複雑な混合色の表現力から「色のクヴァドラ」と称されています。

お伺いしたショールーム内だけでも、約3,500色もの生地がストックされているのだとか・・!

様々な色のカーテン生地
複数の色の糸を織り込んだ生地
一見すると深緑に見える生地ですが、専用のルーペで見てみると・・・

生地を見る専用ルーペ

肉眼では見えない、鮮やかなブルーが織り込まれているのです。

目に見えない色鮮やかな糸が織り込まれた様子

そして、採用される色は全て「自然界に存在するもの」。

デンマークの夏を彩る木々の緑、道に落ちる枯葉のオレンジなど、人工的な色を使わないクヴァドラの生地はどこか親しみがあり、鮮やかな色でも違和感なく空間に調和してくれるそうです。

ショールーム内に飾られたカーテン類

 

インハウス(自社)デザイナーが「居ない」

そして最後の特徴は、自社にデザイナーを置かないことです。

「それって何がすごいの?」と思われる方も居るかもしれませんが、レストランにコックさんが居ないようなものです。

それではクヴァドラはどうやって商品を開発・提供しているのか?と言いますと、世界中のデザイナーやクリエイターとタッグを組み、常に新しい製品を作り続けているのです。

歴代デザイナーなど

(画像)クヴァドラ公式HPより一部抜粋

女性家具デザイナーの先駆け「ナナ・ディッツェル」

Vitra・Artek・FLOS等と協働で知られる「ロナン&エルワン・ブルレック」

ファッションデザイナーの「ラフ・シモンズ」

様々な才能あふれるクリエイターと対話し新たなインスピレーションを取り入れ、テキスタイルの限界と可能性に挑戦し続けているのです。

例えるなら最高の食材を持ったレストランが、和食・洋食・中華、ジャンルの異なるコックさんを招き、一緒に新しい料理を創り続ける・・・聞いているだけでワクワクしてきます。

クヴァドラジャパン入口

勉強会の様子①

そんなクヴァドラの歴史や想い、商品の魅力を「Kvadrat japan(株)」の真田さまにレクチャーいただきました。

座学に始まり、サンプルや製品のご説明、トータルコーディネートのワークショップなど、白熱した勉強会は3時間にも及びました・・!

改めまして真田さま、誠にありがとうございました。

勉強会の様子②
勉強会の様子③

魅力的な製品が多数ある中、弊社代表・田中が強く関心を寄せているのが「ラグ」と「カーテン」です。

ショールームを彩るリネンカーテンの絶妙な透け感や、縦糸と横糸の折りの美しさは惚れ惚れするものでした。

カーテンを眺めるメンバー
織りが美しいカーテン生地
カーテンの手触りを確かめるスタッフ

そして是非とも皆さまにお届けしたいのが、ラグ。

前述の最高品質のウールや様々なファブリックを組み合わせたラグは、触り心地・色合い・デザイン、どれをとっても一級品です。

様々なラグ
ラグのサンプル

織り込まれた生地の種類、毛足の長さや密度で、風合いや踏み心地が全く異なるラグの世界。

とても奥深く、良い勉強になりました。

ラグを試すスタッフ
ラグを試すスタッフ

ラグやカーテンは、家具や建具とのトータルコーディネートが非常に重要です。

お部屋の空間における面積が大きいので、雰囲気がガラッと変わります。

せっかくこだわり抜いたチェアや照明をお迎えしても、手近で済ませたラグとのバランスが合わず、全体の雰囲気がチグハグ・・・なんてことも多々あります。

勉強会の様子④

インテリアコンシェルジュサービス(お客様のインテリアプランニングをご一緒に考えるサービス)を展開する弊社としては、ラグもカーテンも家具も含めたトータルのご提案をすべく、こういった勉強会や企業さまとの交渉に励んでおります。

コンシェルジュサービスを活用いただいた納品事例

コンシェルジュサービスを活用いただいた納品事例


 

以上、2部にわたってお届けした直営店見学&勉強会、いかがでしたでしょうか?

正規代理店として、商品やサービスの知識・魅力を学ぶのはもちろんのこと、新作のリサーチや新たなメーカーさまの開拓など、常にお客様に最良のご提案をするための努力を欠かしません。

店頭展示やオンラインショップに掲載が無い商品、取り扱いが無いメーカーのご希望など、インテリアに関する悩みをお持ちであれば、お気軽にご相談くださいませ!


おまけ

クヴァドラの真田さま、我々の熱い想いを汲んでくださり(?)「お客様の情報をもとに、最適なラグを提案する」ワークショップを実施くださいました。

「年齢」「家族構成」「家具はダークトーン、床は〜」「ワンちゃんと一緒」「自然素材が好き」などのペルソナを設定し、メンバーの中で誰が1番良いご提案をできるか?

若手職員も弊社代表も目の色を変えて、アレコレうんうん悩みます(笑)

熾烈な争いの結果、見事に最良プランを導き出し、記念品をいただくベテランスタッフ。

流石でございます・・!

記念品を受け取るスタッフ

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