茨城県つくば市に、インテリアショップ・Shinc lab.新店がOPEN。
創業10年の節目に新たな一歩を踏み出せるのは、これまで支えてくださった皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。
最新情報から開店準備の裏側、私たちの想いなど、オープンまでの道のりをブログで定期的にお届けします。応援よろしくお願いします!
早いもので、いよいよ店舗オープンまで1ヶ月を切りました。
ひたちなか店にお越しくださるお客さまから「つくば楽しみです!」「応援してます!」というお声をたくさんいただいております。
また、SNS投稿を見たつくば在住の方が「どんなお店なのか気になって来てみた!つくば店オープンが待ち遠しい!」と毎週ひたちなか店までいらっしゃって頂いております。
そんな皆さまからの期待のお言葉を聞くたび、しみじみと思うのです。
創業10周年、そしてつくば店のオープンという新たな一歩を踏み出せるのは、こうしたお客さまの温かいご縁と応援の賜物だと。
本当に、ありがとうございます。
さて、まずは皆さまにご報告がございます。
Shinc lab.つくば店の建物が、おおよそ完成いたしました!!
2ヶ月前までは空っぽだった建物が、今ではすっかりインテリアショップの様相に。
なんだか狐に化かされたような気分です。
ただしこの奇跡のような進化は、工事に尽力してくださった職人さん達の努力や技の結晶であることを決して忘れてはいけません。
そこで今回は、Shinc lab.つくば店にはどんな想いや努力が込められているのか、その全貌をご紹介してまいります。
倉庫から、お店に。
つくば店の建物は、もともと広々とした倉庫でした。
ですので屋内は、壁も柱も最低限、断熱材はもちろんエアコンすらついていません。
今回、住宅の設計や現場監督の経験をしたオーナー田中が、自ら設計から始まり、インテリアデザイン、造作家具デザイン、材料の発注から業者さん手配、そして、現場の工程管理・予算管理まで全て行なっています。
普通お客様と打ち合わせているスケール感ではない建物の規模感に20年以上建築に携わってきた田中でさえも苦戦したようです。
(現場でイメージを擦り合わせるオーナー夫妻)
工事の過程と職人さんの技
エアコン設置:見えないところまで妥協しないこだわり
広い店内を快適に過ごしていただけるよう、業務用エアコンを3台設置しました。
エアコンが設置され、工事の一歩を踏み出した時、「いよいよ始まるんだなぁ」と感慨に耽ったのを、昨日のことのように思い出します。
整然と屋上を伝うエアコン配管ですが、これらは壁に隠れて見えなくなる部分です。しかし職人さんたちはわざわざ遠回りをして綺麗に直角に曲げるなど、見えないところまでしっかりと施工してくださいました。
そのこだわりももちろんですが、配管を曲げることもすごく大変なんです。例えるなら、固い針金を一切のよれなく直角に曲げるようなもの。
これだけでも、職人さんの高いこだわりと技術が見て取れます。
軽量鉄骨工事:ミリ単位の調整がものをいう、壁の基礎
壁の基礎となる軽量鉄骨工事。店舗の骨組みを作っていく作業です。
職人さんたちは数メートルもある鉄骨に対し、ミリ単位の調整を行なっています。
なぜならこの基礎が曲がっていると、この後に施行する壁(石膏ボード)を取り付ける際に支障が出てしまうからです。
基礎がしっかりしていなければ、その上にどんなに優れたものを築いたとしても、いずれ綻びが生じてしまう。工事に限らずお仕事や人生、全てにおいて通じることですね。
空調も使えない暑い屋内、火花を飛ばしながら鉄骨をミリ単位で裁断される職人さんの姿から、改めて基礎の大切さを学ばせていただきました。
断熱材:縁の下の力持ちが、快適な店内空間を。
お客さまに一年中快適にお過ごしいただくために、断熱材は重要です。
真夏の日差しが厳しい日から、底冷えする真冬の日まで、断熱材の有無で室内温度が数度変わると言われています。
なんせ元倉庫。断熱材などあるはずもなく、みっちりと施工していただきました。
石膏ボード貼り:空間から部屋に
軽量鉄骨の基礎に石膏ボード(壁)を貼っていくことで、いよいよ空間が具体的な「部屋」へと変貌しました。
普段、平面図や3DCGでさまざまなイメージを沢山見ている私たちですが、やっぱり実際にものが入った時の感動はひとしお。「おー、いよいよお店になったね!」、安堵の気持ちと共に喜びを噛み締めた瞬間でした(笑)
内装仕上げ:美しさを追求する地道な作業
今回は内装仕上げは、照明の美しさを知って頂くために『塗装仕上げ』にしました。
石膏ボードの継ぎ目やビスの出っ張りを埋めるパテ処理、そして研磨、塗装。
パッと見ではわからない些細な段差でも、照明の灯りに窪みや線が浮かび上がってしまったり、影が美しく落ちてくれなかったりしてしまいます。
職人さんが夜遅くまで丁寧に仕上げてくださったことで、まるで美術館のような隅々まで美しい空間が実現しました。
つくば店最大の魅力:素足で体感する、無垢床の展示スペース
そして何より、つくば店最大の特徴がこちら。
素足で体感する無垢床の展示スペースです。(もちろんスリッパはご用意しております)
お客様にご面倒をおかけするだけでなく、高価な無垢材を40坪以上の面積を施工したのか?
それは、『本質的な家具選び』をして頂きたいから。
お家ではほとんどの日本人は靴は履かないと思います。普段の暮らしと同じように家具選びをして頂きたいと思い、わざわざ無垢材を施工しました。
そして、木の温もりや香り。そして、様々な素材や風合いのラグが織りなす踏み心地。
お客さまの毎日の暮らしに、家具がどう溶け込み、どう寄り添ってくれるのか。
おおよそインテリアショップには必要が無いであろう無垢床を贅沢に採用し、この空間と体感の実現に徹底的にこだわりました。
次回予告:いよいよ全貌公開!Shinc lab.つくば店、その魅力のすべて
今回のレポートで、つくば店がどのように形になっていくか、その熱い過程が少しでも伝わったでしょうか。
次回は、いよいよ完成に近づいたつくば店の全貌を大公開! 広々とした空間に並ぶ、世界基準のモダンデザイン家具や、ひたちなか店との具体的な差別化についても詳しくお伝えいたします!どうぞご期待ください!
Shinc lab.つくば店オープンまでの道のりは、ブログやInstagram、LINEにて随時ご報告してまいりますので、チェックと拡散をどうぞよろしくお願いいたします。