ルイスポールセン PH3 1/2-3 グラスペンダント
幅1600mmまでのダイニングテーブルと相性抜群。
「PH3 1/2 - 3 グラスペンダント」は、ポール・ヘニングセンがデザインした照明器具、PHシリーズのひとつで、電球の眩しさを隠しながらも手元はしっかり明るく照らす機能性を持ち合わせています。また、その中でもガラスタイプですと、光がガラスを透過して広範囲に広がるので、小さめでも十分な光量を確保できます。
「PH3 1/2 - 3 グラスペンダント」は、幅1600mmのダイニングテーブルを照らすのにちょうどいいサイズです。PHシリーズの中で、圧倒的にファンが多いPH5。PH 3 1/2 - 3は、直径が330mmと、PH5に比べて170mm小さめですが、同じくらいダイニング全体を照らすパワーがあるんですよ。
PH照明は、発売当初から色褪せる事ないタイムレスなデザイン。インテリアも洋服のように流行りの移り変わりがありますが、どんな時でも変わらず魅了し続けてくれるでしょう。
永く愛される名作照明。お子様や、お孫様の代まで、ご自身の手を離れても引き継いでいきたいものです。
PHシリーズって?
まず頭に付いている「PH」からご説明させてください。ご存知の方も多いかもしれませんが、これはデザイナー「Poul Henningsen(ポール・ヘニングセン)」の頭文字から付けられており、日本では「ピーエイチ」と呼んでいます。
ポール・へニングセンが1926年に開発した3枚シェードシステム。そこから長年にわたり様々なモデルが生み出され、PHシリーズとなりました。
PHの後に続いている暗号のような数字たち。なんだこれは?と思いますよね。実は、最初の数はメインシェード の直径を、2番目の数字は下2枚のシェードセットを表わしているんですよ。例えばPH3 1/2-2 1/2のような場合ですと、直径35cmのトップシェードに25cmモデルの下2枚を組み合わせていると言う事です。
包み込まれるような、優しい光。どうやって生み出されたの?
PHのランプには、光のグラデーションが美しく、見つめているとホッとして安らぐ優しさがあります。この光を生み出しているのは、形状と材質にあります。
まずは、形状について。
ポール・へニングセンは、どうやって光をコントロールすべきかというテーマに生涯の大半を捧げました。光源を効率良く、かつ効果的に活用するために、巻貝のカーブと同じ“対数螺旋(たいすうらせん)”と言う数学的な形が、照明の傘(シェード)に最も適していると考え、光の計算とテストを繰り返し、見事応用する事に成功しました。
対数螺旋のカーブは、光がどの角度から当たっても同じ角度で反射します。この仕組みにより、なめらかな光のグラデーションが生み出されました。
次に、シェードの材質です。
すべてのガラスに厚みがあり、透明・乳白・透明の3層ガラスは、高度な技術を持った職人の手によって丁寧に作られています。表面はつるっとした質感で、内面はマットでサラサラ。このサラサラした加工はフロスト仕上げと言い、眩しい光をやわらかい光に変えてくれます。目には優しい光ですが、下部にあるものはしっかりと照らしてくれるような形に設計されているのもPHランプの特徴です。
ポール・ヘニングセンのデザインを見事に再現した、ルイスポールセンならではのクラフトマンシップが、材質や仕上げに至るまで随所に活かされています。
お部屋の雰囲気や心地良さは、照明によって大きく左右されます。
お部屋の照明を考えた時、思いつくのはシーリングライト、ダウンライト、ペンダントライトのどれかではないでしょうか。
Shinc lab.にいらっしゃるお客様からよく耳にするのが、「予算もあるし、どんなものがいいか分からないから、ダウンライトかシーリングで考えてます」という声。
ちょっと待って!照明は心地いい空間作りにはなくてはならないものなんです。
もし、お部屋作りを「雰囲気のいいものしたい」「落ちつく空間を作りたい」「ダイニングで過ごす時間を心地いいものにしたい」とお考えでしたら、ぜひペンダントライトを考えて頂きたいのです。
世界一、照明にこだわると言われているデンマークの人々。
ダウンライトやシーリングライトのように均一に煌々とお部屋を照らすものではなく、ペンダントライトやフロアライト、テーブルランプを使用しながら、必要なところに必要な灯りを配置し、部屋に柔らかな陽だまりを作り出しています。その陽だまりこそが、心地いい空間作りにはなくてはならないものではないでしょうか。
PHの照明は、ただでさえ見惚れてしまう程の美しさがあり、気品ある出立ちです。
消灯時にも、その美しさは際立っており、お部屋に一灯吊るしておくだけで洗練された空間になる事間違いなしですよ。
初の真鍮モデル、クローム、ブラックからお好みなものを。
バリエーションは、艶やかで高級感のある雰囲気の「シルヴァー・クロームメッキ」と、シックな雰囲気を漂わせる「ブラック・メタライズド」、時間の経過と共に味わい深く変化していく「真鍮・メタライズド」の3種類があります。
使用する空間や好みに合わせてお選びください。
シルヴァー・クロームメッキ
ブラック・メタライズド
真鍮・メタライズド
ポール・ヘニングセンの生誕125周年を記念した、シリーズ初素材となる真鍮を採用したモデルです。表面の仕上げは、経年変化のないPVDコーティング。真鍮の変わらぬ輝き。女性らしさを感じる上品で美しい印象です。
PH 2/1、PH 3/2 、PH 3 1/2-3 どれがおすすめ?
カタログとにらめっこしていると、どちらがいいのかわからなくなってくるこの3アイテム。Shinc lab.にいらっしゃるお客様からも「どれがお勧め?」とよくご相談を受けます。シェードの直径は、種類によって異なり、光の広がりが違うので、用途や置きたい場所をポイントに選ばれるといいと思います。
■ PH 2/1ペンダント(白熱電球40W)直径200mm
サイズが小さい分、他2アイテムより光の広がりは優しめです。
限定的なスペースを照らすイメージで、キッチン、エントランス、お部屋のコーナー、洗面スペースにオススメです。
■ PH 3/2 ペンダント(白熱電球60W相当)直径284mm
エントランス、お部屋のコーナー、ダイニングにおすすめ。
1600以上のダイニングテーブルなら、PH 3/2で多灯吊りがおすすめ。
4人から6人くらいまでの幅1600~1800ぐらいのテーブルを使用される方が多くいらっしゃると思います。
一灯だと光量がもの足りなかったり、ダイニングテーブルに対してポツンと寂しかったり、アンバランスになってしまうので、2~3灯の多灯吊りがベストでおすすめです。
■ PH3 1/2-3(白熱電球100W相当)直径330mm
幅1600までのダイニングに一灯使いがおすすめ。
白熱電球100W相当の明るさがあるので、ダイニングテーブルと合わせた時に、一灯で明るさや照明のボリューム的なサイズもぴったり。また、マンションなど電源の数が限られていらっしゃる方にもオススメです。
多灯吊りするのであれば、シェードの大きさや、縦のボリュームが控えめなPH3/2がバランスが取りやすいのでオススメです。
※明るさの感じ方は、人により変わるので、個人的な感想になりますが、トイレなど1畳のスペースに白熱電球40Wを使用して丁度いい明るさといったイメージです。
「北欧照明の父」と呼ばれるポール・ヘニングセンとは?
ポールへニングセンは、ルイスポールセン社を象徴するデザイナーであり、ルイスポールセンの照明の基礎を築いた人物とも言われています。
彼は、デンマークの女優アグネス・へニングセンを母として、コペンハーゲンに生まれました。
1911年から14年にフレデリクスベアのテクニカル・スクールで、1914年から1917年にコペンハーゲンのテクニカル・カレッジで学びました。伝統的な機能主義建築をキャリアのスタートとした後、彼の興味は照明分野に移っていきました。
ルイスポールセン社とのコラボレーションは1925年に始まり、ヘニングセンが亡くなる1967年まで続き、数々の名作照明を生み出しました。
「ひどい照明の下で無関心に生活することもできる。しかし、いったん本物の照明を経験すれば生活は新たな価値で満ち溢れる」とのポール・へニングセンの言葉があります。
彼は、”光色 眩しさ、陰影を操作することで人々が心地よく暮らせる雰囲気を作り出す”というテーマを生涯通じて追求しました。
光を通じて人の生活や幸福のあり方をもデザインしようとした彼の哲学は、今もルイスポールセン社のセオリーであり世界中の照明文化に影響を与え続けています。
彼の代表作としてお馴染みなのが「PHシリーズ」です。
ポール・ヘニングセンのイニシャルからネーミングされ、その中でもPH5は1958年の発売以来、時代を超えて世界中の人々に愛され続けています。
当店は、louis poulsenのオフィシャルパートナーショップです。
ルイスポールセンジャパンの承認を得たパートナーショップ(正規取扱販売店)です。当店スタッフは、デザイナーの想いや、その商品の特性、設置と光量の関係などルイスポールセンジャパン社から直接研修を受けており、日々勉強を重ねております。
店舗では、商品の特性と共に照明の設置バランスや光量の関係を丁寧にご説明致します。
また、商品の不具合や故障などあった場合のアフターサービスも承っております。
当店でご購入頂いた商品は1年間のメーカー保証付きとなります。安心してご利用くださいませ。
北欧照明の代名詞、ルイスポールセンとは?
1874年に創業したデンマークの照明メーカーで、特徴的なシェードの形と、ホッとするような安心感を与える光の演出が特徴的です。
1924年に開催された「パリ万博」でポールヘニングセンと共同で開発した照明器具が高い評価を得て、本格的に照明器具の発売を開始しました。
約100年以上「形態は機能に従う」というポールヘニングセンの理念のもと、照明器具自体のデザイン性ではなく、照明器具が作り出す「光をデザインする為の形作り」を大切にし製品づくりを続けています。
この精神は、近代照明のルーツとも言われており、世界の照明デザインに大きな影響を与え続けています。
製品の全てのディテールは、照明器具としての本来の目的である「照らすこと」を第一に、デザインの全ては光にはじまり光に終わるという考えのもと、シンプルで美しいデザインとなっています。同時に「スイッチを入れた時も、切った時も美しくあるべき」という理想もみたしています。
ルイスポールセン社が作り出す製品は、多様な空間に魅力的な雰囲気を作り出し、多くの人々に影響を与え続けています。
コード加工 | |
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サイズ |
φ330mm×H307mm 全長1830mm / 約2.2kg |
素材 |
シェード:三層吹きガラス |
光源 |
E26 LED電球(白熱電球100W相当) |
納期 |
こちらの商品はお取り寄せ商品となります。通常ご注文確定後、約2-4週間以内での発送となります。 |
ブランド |
Louis Poulsen(ルイスポールセン) / デンマーク |
デザイナー |
Poul Henningsen(ポールヘニングセン) |
製品No. |
シルバー・クローム 5741916827 |
その他 |
引掛シーリング取付型、フランジ、コードハンガー付 |