マルニ木工の歴史から始まり、
今回の記事で第4弾になる 「マルニ木工工場見学レポート」。
知れば知るほど奥深いマルニ木工さんですが、
今回はこだわり抜いた「木材の質」について深掘りしていきます!
マルニ木工が使用する木の話
マルニ木工が使用する木材は、
信頼できるサプライヤーから仕入れた高品質なもの。
工場に届いたら、まずしっかり品質検査を行います。
含水率(木が含む水分量)が8~11%になるまで、
適度に水を与えながら乾燥を行います。

その後、木目や色合い、キズの有無をチェックしながら、
家具のパーツごとにぴったりのサイズにカットしていきます!
この工程では、塗装後の仕上がりを想像しながら、
一つひとつ違う木の個性を最大限に活かすことが大切。
特に、HIROSHIMAアームチェアの肘部分には、
木目が左右対称に美しくそろうように
特別に選ばれた材料を使用しています。
工場見学では、屋外の倉庫や工場内に
様々な種類の板材が置かれていましたが
どれも綺麗な木目の板ばかりで
マルニ木工さんの木材選びに妥協のないプロ意識が感じられました✨
森林認証を取得(FSC®, PEF)
マルニ木工は森林を守りながら、
ものづくりをするために、
FSC®認証やPEFC認証を取得し、
環境に配慮した家具づくりを行っています。
加工の工夫や作業の効率化で、
資源を大切にしながら高い品質をキープしています。
それでも出てしまう木屑や端材は、
ボイラーで燃やして工場のエネルギーに活用しているんだとか!
無駄なく、環境に優しいものづくりを
会社全体で行っていることがよくわかります☺️
豊かで美しい木の個性
マルニ木工の家具は、すべて天然木を使っています。
木目や節などは、それぞれの木が生きてきた証!
その違いこそが、天然素材ならではの魅力と言えるでしょう。
ここでは、木が生きていた証である特徴の一部をご紹介します!
①斑(ふ)
ビーチ材の特徴として多く挙げられるのが、
写真のような点模様のような独特の木目。
斑(ふ)は木材ごとに異なり、それぞれ個性的な表情を生み出します。
②虎斑(とらふ)
オーク材にみられる木目です。
虎の模様のように入る斑(ふ)の一種です。
養分をたっぷりと含んだ部分に現れる木目で、
質の良い材料の証でもあります!
③節(ふし)
枝が生えてきた跡で、
木が年輪を積み重ねて成長していく過程で、
枝が幹の中に包み込まれて作られます。
どの木材でも生じる生きた証の特徴の一つです!
マルニ木工のこだわり
マルニ木工では家具づくりに
「柾目(まさめ)」と呼ばれる木目を活用しています。
柾目とは、木を幹の中心から
まっすぐに切り出したときにできる、均一でスッと通った木目のこと。
写真のような切り方です。
この切り方だと木が反りにくく、
割れにくいというメリットに加えて、
シンプルで上品な見た目なので、
洗練されたデザインの家具にも調和してくれます。
写真のようにHIROSHIMAのアームチェアにも
この柾目が使われています!
見た目に違和感のないすっきりとした佇まいですよね✨
この柾目ですが、実は一本の丸太から切り取られる量はごく僅か。
とても希少性の高い部分なのです!
HIROSHIMAが他の商品と比べると価格帯が異なるのも、
希少価値のある木材をふんだんに使用していることが一つ理由として挙げられます。
いかがでしたか?
ここまで「マルニ木工の歴史」から「HIROSHIMAの魅力」
「職人」や「木材」についてご紹介してきました。
4回に渡りお届けしてきました
工場見学レポートは今回で完結となります。
皆さんにマルニ木工やHIROSHIMAを知っていただきたい!
そんな想いで今回のレポートを書いてきましたが、
いかがでしたでしょうか?
今回の工場見学を通して、
材料選びから製造に至るまで一つひとつに
職人たちの技術と情熱が注がれていると実感しました。
とことん「木」と向き合う職人たちが集まる
マルニ木工にしか作れない家具がこれからも生まれると思うと
ワクワクしてしまいますね☺️✨このレポートでは、
HIROSHIMAアームチェアについて多くお伝えしてきましたが、
他にも数多くの商品シリーズを展開しており、
どのアイテムをとってもマルニ木工の魅力とこだわりが溢れています。
当店にもマルニ木工の展示を多数ご用意していますので
お気軽に座り心地や背中の当たり具合などをお試しいただけます✨
また当店のオンラインストアでもHIROSHIMAをご用意しています。
材種や塗装、納期などでお悩みの場合は、お電話やメールでもお気軽にご相談くださいね☺️
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